当院でのスクラッチテストの方法です。

当院では、以下の方法でスクラッチテストを施行させていただきます。

  

成人では前腕屈側、小児では背中の皮膚にテープを貼り番号を記入します。番号はアレルゲンに対応しています。スクラッチする場所の皮膚をペンでマーキングした後、細い注射針(23G)で皮膚を出血しない程度にひっかきます。痛みはほとんどありません。その後、アレルゲンエキスを1滴垂らして、10分間待っていただきます。

10分経ったら、各エキスが混じらない様に拭き取ります。後は、本でも読みながら待合室で待っていただきます。

エキスを拭き取って15分後(エキスを垂らしてから25分後)です。この患者さんでは、1番(ハウスダスト)と11番(ダニ)が陽性になっており、典型的な室内塵のアレルギーであることがわかります。

これは別の患者さんですが、1番(ハウスダスト)と11番(ダニ)以外にも、2番(スギ花粉)、3番(カモガヤ花粉)、4番(チモシー花粉)なども陽性になっています。

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