この患者さんは、20代女性の右顎下型ガマ腫です。このホームページをご覧いただき、県外からわざわざ私の医院まで治療を受けに来られました。左は初診時の正面写真です。右の顎下が左に比べて腫脹しています。地元の病院で撮られたMRI写真を持参していただきましたので、初診時に右顎下部を穿刺して上図の様な黄色粘稠な貯留液を吸引して顎下型ガマ腫の診断を確定し、すぐにOK-432の嚢胞内注入を行いました（OK-432総量1.0KE）。 その日は１泊していただき、翌日の診察時の写真が真ん中の写真です。初診時に比べて、右顎下の腫脹が強くなっていることがお分かりいただけると思います。 これは、OK-432が効いている証拠です。反応が十分であることと大きな副作用が無いことを確認して、帰っていただきました。その後、腫脹はゆっくりと 縮小しました。治療２ヶ月後の写真をメールで送っていただきましたが、全く瘢痕を残さずに治癒しているのがお分かりいただけるかと思います。
この患者さんは20代男性の右顎下型ガマ腫です。このホームページをご覧いただき、県外からわざわざ私の医院まで治療を受けに来られました。何度か 右顎下部の穿刺・廃液のみを行われていましたが、すぐ再発していたとのことです。左は初診時の正面写真です。右の顎下が左に比べて腫脹しています。地元の 病院で撮られたCT写真を持参していただきましたので、初診時に右顎下部を穿刺しました。この患者さんでは、上図の様な血性の貯留液が溜まっておりました。これは、頻回の穿刺のためと考えられます。OK-432の嚢胞内注入を行いました（OK-432総量1.0KE）。 その日は１泊していただき、翌日の診察時の写真が真ん中の写真です。初診時に比べて、右顎下の腫脹がやや強くなっていることがお分かりいただけると思いま す。これは、OK-432が効いている証拠です。反応が十分であることと大きな副作用が無いことを確認して帰っていただきました。その2〜3日後に右顎下 部の腫れが強くなって熱が下がらないとメールをいただきましたが、鎮痛解熱剤で対処していただきました。腫脹はゆっくりと縮小したとのことです。治療６ヶ 月後の写真をメールで送っていただきましたが、全く瘢痕を残さずに治癒しているのがお分かりいただけるかと思いますし、再発も無いことがお分かりいただけ ると思います。
トップページに戻る
（クリックしますと「OK-432嚢胞内注入療法」のトップページに移動します。左にフレーム「見出し」が見える場合は、見出しから各項目への移動をお願いいたします。）