30台男性の右舌下型ガマ腫の患者さんです。関東地方にお住まいの患者さんで、手術を勧められていましたがOK-432嚢胞内注入療法を希望され、 当院を受診されました。関東からの受診でしたが、治療は日帰りで行いました。内容液は抜かずに、OK-432 0.5KEの注入のみ（高濃度OK-432注入法）を行いました。2週間後、2ヶ月後、3ヶ月後の写真です。最初は、あまり効果が見られず、2回目の治療 を計画していましたが、遠方のためなかなか受診できずにいたところ、2ヶ月を越えてからガマ腫の消失が認められました。このように、OK-432の投与後 時間がかかって治癒する例も稀に見られます。
舌下型ガマ腫 (5)-2
50台男性の左舌下型ガマ腫の患者さんです。舌下小丘（顎下腺からの唾液の出口）のすぐ脇にガマ腫ができています。もし手術をするとすれば、解剖学的に難しい場所です。内容液は抜かずに、OK-432 0.5KEの注入のみ（高濃度OK-432注入法）を行いました。1週間後には、嚢胞は消失しています。
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