14歳女性の右舌下型ガマ腫の患者さんです。内容液は抜かずに、OK-432
0.5KEの注入のみ（高濃度OK-432注入法）を3回行いました（他医で1回、当院で2回）。左は3回目の治療前の写真です。中央はOK-432注入
翌日の写真です。前夜に嚢胞が腫れて破れたとのことでした。右は2ヶ月後の写真ですが、嚢胞は消失しております。このように、舌下型ガマ腫の場合は、嚢胞
壁が薄いためにOK-432の注射によって腫れた時に破れてしまい、効果が不十分なことがあります。しかし、注射を繰り返すことによって、だんだん効果が
でてくるのが普通です。
舌下型ガマ腫 (3)-2
9歳男児の右舌下型ガマ腫の患者さんです。内容液は抜かずに、OK-432 0.5KEの注入のみ（高濃度OK-432注入法）を２回行いました。初回治療では効果不十分であるために、1ヶ月後に再度OK-432を注射しました。 その１ヶ月後が右の写真です。ガマ腫は完全に消失しており、触診でも正常になっておりました。
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