15歳女性の左舌下型ガマ腫の患者さんです。内容液は抜かずに、OK-432
0.5KEの注入のみ（高濃度OK-432注入法）を行いました。3日後には、上写真（中）のように、嚢胞はやや硬くなっておりました。右は1ヶ月後の写
真です。わずかに腫脹は残っておりますが、全く自覚症状はなくなっており、これで治療終了といたしました。
舌下型ガマ腫 (２)-2
16歳女性の左舌下型ガマ腫です。内容液は抜かずに、OK-432
1.0KEの注入のみ（高濃度OK-432注入法）を行いました。右は1ヶ月後の写真です。丁寧に触診しますと、わずかに嚢胞の残存はありますが、自覚症
状はなくなっており、これでいったん治療終了といたしました。
舌下型ガマ腫の場合、舌の運動制限や摂食障害などの症状が無くなれば十分ですので、完全に嚢胞が無くなるまで治療を続ける必要は無いと考えています。もし再発することがあっても、再度OK-432嚢胞内注入療法を行えば良いだけです。
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